前回のエントリー「恐怖の歯科用ドリル【リンク:ttp://diary.cute-site.net/archives/128】」で火起こしのようなドリルを紹介しました。
あのドリルは紀元前7000年あたりに使われていたものです。
今回はほんの100前、200年前まで使われていた口腔内用医療器具を紹介します。
舌用絞断係蹄(1850年代)
絞断係蹄とは外科手術のとき出血を防ぐために切断部を締めつける装置のことです。
ガンなどの病気で舌の一部を切除するときに用いました。
この器具で血の流れを止めてから舌を切除しました。
先端の輪に舌を入れて、下のホイールを回すとヒモが棒に巻き付けられて輪が小さくなっていく仕組みです。
注射器(1905年)
歯茎に麻酔注射をするための器具です。
当時は局所麻酔としてコカインが使われていました。
抜歯用器具(1810年)
画像の通り、栓抜きで栓を抜くように、歯に引っかけて、勢いよく抜きます。
歯医者嫌いの人は現代よりもはるかに多かったでしょうね(笑)