現在においても万人に対して有効な吃音の治療法は確立されておらず、多くの患者が辛い思いをしていることでしょう。
昔から吃音の治療法は医師たちによって研究されてきました。
今思うと、相当危険な治療法もあったようです。
18,19世紀における吃音の治療法は恐ろしいものでした。
なんと医師たちは患者の舌を半分切り落としたのです。
舌を切り落とすという医療行為は現在でも行われていますが、それは吃音の治療のためではなく、舌がんなどの治療のためです。
もちろん全身麻酔をかけて行っています。
当時の患者は全身麻酔なしで想像を絶するような痛みに耐えながら舌を切り落とされていたのです。
効果の期待できないにもかかわらず。
ときには出血多量による死亡者もでたようです。